メカニカル・リンク 神経系

こんにちは、tetote整体院の後藤です。

先日まで4日間、愛知県でオステオパシーのメカニカル・リンク神経系のセミナーに参加していました。

メカニカル・リンクは、オステオパシーの治療体系の一つです。筋肉、骨、神経、血管など体の全体をを数百に及ぶテストを行い、治療の優先部位を探して治療していきます。日本には15年ほど前から教えられ始めています。半年に1回ほどのペースで最短で3年に渡って学びます。

メカニカル・リンクを受講する目的としては、体の全てを検査するので、解剖学が網羅的に詳細に学べると考えたからです。解剖学の本を読んで学ぶこともできますが、実際に触ることで3Dでイメージしやすくなったり、定着しやすくなります。また、血管や神経について詳細に教えるところはほとんどなく、メカニカル・リンクの前回のクラスが血管系だったので、前のクラスかた参加し始めました。

講師はフランス人のパスカル・フェラン先生。臨床経験30年以上の先生で、メカニカル・リンクを教えるために世界中を飛び回っています。

腕や足の先の神経は触れやすいですが、骨盤の中の神経や脳神経などの体の奥にある神経も、触診するポイントを押さえれば触れられるようになります。

神経は体のエネルギーの流れと関係があると言われます。具体的には、坐骨神経は膀胱経、橈骨神経は大腸経など、経穴との関係性も学び、オステオパシーの手技により経絡にも影響を与えることができることを学びました。

痛みや痺れ、だるさ、ムズムズしたり、灼熱感のような感覚の異常がある場合、それらの不調は、不調から離れた場所に原因がある場合がほとんどです。

メカニカル・リンクの治療は、肉体レベルの治療としては非常に優れているので、体の不調がある方にオススメです。